玉ねぎが血液をサラサラにする

玉ねぎが血液をサラサラにする

血液をサラサラにする食品はいくつもあり、玉ねぎもその有力な食品に挙げられます。
値段が安く、国産品がかんたんに手に入る上、バリエーション豊かな調理方法が楽しめるのもメリットです。
玉ねぎには、アリシン様物質のチオスルフィネートという辛味成分があります。
チオスルフィネートは、脂肪を燃焼させ、中性脂肪値や総コレステロール値を減らす働きがあります。
つまりは、血液をサラサラにするということです。

トリスルフィドという成分のパワーも

突然ですが、玉ねぎを調理する際、味をまろやかにするため、切った後で水にさらすのが一般的ですが、血液の改善を念頭に置くなら、これはやめた方が賢明です。
むしろ、切った後で、しばらく放置するのがコツだと言えます。
切った後で放置する時間の目安は、標準で30分ほど、寒冷地であれば1時間ほどです。
放置する過程で、トリスルフィドという、血液をサラサラにする成分が、ジワリジワリと生成されていくのです。
トリスルフィドは、強力な抗酸化物質です。
コレラ菌を殺すほど殺菌力も高いのが特徴的で、血栓をできにくくすることで、血液をサラサラにするのです。

玉ねぎの調理法でも変わるサラサラパワー

トリスルフィドの含有量は、さらに加熱すると10倍以上に増加します。
生玉ねぎのシャキシャキ感が好きな人は多いでしょうが、血のドロドロの解消には、切って放置してから焼くのが、基本の調理方法です。
また、赤い玉ねぎは、オリゴ糖が多いため糖度が高く、特に子どもがいる家庭には受けている模様です。
オリゴ糖は、腸内ではビフィズス菌のエサになり、ビフィズス菌が働くことで、便秘の改善につながります。
便秘が治まってスッキリすれば、血液をサラサラにすることにも直結していくのです。